
さざんか亭の古木プラムが今年も豊作。ドライブウェイに垂れ下がってジャマな枝を数本伐っただけで、まだ青いプラムがゴロゴロ採れました。
あと1週間も枝に付いていれば紅く熟れるのですが、この青プラムたちも無駄にするのは可哀想。
日当たりのいいバルコニーで日光浴させたら、わずか3時間ほどでドンドン色が変わって、なんだか発酵しかかっているような香りまでしてきました。色づきかけた未熟果を室内の日当たりのいい所に置くと、数日で次第に熟れていきますが、この直射日光インスタント熟成は、初めて体験。これ以上は紅く熟れていきそうにない。でも、すでにカリカリの青プラムでもなく、実は若干の弾力がある。さて、これをどう利用できるかな?
未熟果で酸味が強いのは、ジャムには向かないけど、チャツネはできるはず。発酵がかってるというのは、漬け物に向いてる?
そこで、プラムをメインのフルーツ・チャツネと漬け物を作ってみました。チャツネは以前にも完熟プラムで作りましたが、今回は酸味が強い分をリンゴや自家製チェリー・ジャム、ハニーなどでバランスをとりました。このチャツネについては、別にレシピや利用法をupします。
漬け物は良い感じにできあがり、最初の画像のように紫三つ葉とちょっぴりお醤油を付けて、なかなか乙な味わいです。
ここでは、2種の漬け物のレシピを紹介します。梅干の英訳Pickled Plumではなく、正真正銘のプラム漬け物。
プラム漬け物 レシピ1
<材料>
直射日光インスタント発酵の青プラム 20個
すし酢 大さじ2
みりん 大さじ2
しょう油 小さじ2
アボカドオイル 小さじ1
(オリーブオイルやサラダオイルでもOK)
シーソルト 少々
<作り方>
1 プラムを種の周りをそぎ落とすようにして切り分ける。
2 ボウルにプラムと調味料を全て入れて、全体がなじむように混ぜる。
3 クリンラップを押しつけるように被せ、その上に重しになるように、一回り小さい容器に水を入れて乗せ、冷蔵庫で2日ほど置く。
プラム漬け物のレシピ 2
こちらは塩麹を使ってみました。
漬け込んで寝かせる方法も、レシピ1とはちょっと変えています。どちらの方法でも、家庭にある物の利用です。
<材料> 分量は適当に…
直射日光インスタント発酵の青プラム
塩麹
ジンジャー・パウダー (生姜を刻んでもOK)
ブラック・ペッパー
ごま油
しょう油
<作り方>
1 ボウルに刻んだプラムを入れ、塩麹と他の調味料を加えて、全体よくなじませる。
2 シール付きビニール袋に入れ、奥に押し込むようしてできるだけ空気を拭いてから、ぴったりとシールする。
3 コンテナ容器に詰め、上から重しをして、冷蔵庫で2日ほど寝かせる。重しは、同じコンテナ容器が別にあれば、それに水を入れてぴったりと乗せる。もう一つのシール付きビニール袋に水を入れて乗せてもOK。
スーパーの駄菓子やドライフルーツなどの量り売りコーナーにあるシール付きビニール小袋が何かと重宝なので、買い物の際にちょっと余分に取っておくと便利です。