フィル・ゴフ氏とタマティ候補を囲んで (part 1)

 7月18日(金)ロトルア・マルチカルチュラル・カウンシルのミーティングで、レイバー(労働党)国会議員(元党首)フィル・ゴフ氏とロトルアからの候補者タマティ・コーフィー氏を囲んでの会談があり、ロトルア在住のいろんな民族コミュニティーの人たちが集まりました。

 1時間の中で、それぞれの自己紹介やゴフ氏とコーフィー氏の短いスピーチの後は30分くらいでしたが、労働党の政策やゴフ氏、コーフィー氏の考えについての質問が相次ぎ、熱心な質疑応答でした。

 

 私は次の2点を質問したかったのですが、時間が無くて1点目だけ質問できました。

1 NZは物価が高く、特に新鮮野菜などの基本食品にコストがかかり、低所得層はますますファーストフード消費が増え、健康面でも肥満や成人病が大問題になっています。基本食品から消費税を外す政策を実施している他国の例もあります。消費税の減収は大きいが、公立の病院が無料のNZでは、成人病予防は長期的には大きなコスト減になるはずです。子どもたちへの健康な食生活教育も重要で、学校の栄養・調理実習体験などのプログラムを全ての学校に取り入れることで、国民の健康啓発に取組むこととの連携が大切だと思いますが、労働党としては、この問題に対してどんな政策を持っているのですか?

2 国民党政権、ジョン・キー首相のアメリカへのすり寄り傾向がドンドン強くなり、アメリカとの軍事連携を強めています。核搭載艦の領海立ち入りを拒んできたNZが節を屈する可能性もあるとか、将来的に原発導入の可能性もあるという情報もあります。労働党がその方向に動くことはないと思いますが、この点についてどういう情報を把握していますか?

 1点目を質問できたのが後5分という時点だったのですが、私の乏しい英語力での質問を真剣に聞いてくれて、ゴフ氏が丁寧に回答してくれました。
 「基本食品から外すことは、労働党としては今回の選挙の公約にはあげていません。その理由は、税の減収分とそれをどのような方法で補うことができるか、慎重に計算しないといけないからです。しかし、すでに基本食品からのGST除外を実施いている国の例もあるので、労働党としてはこれからの重要な研究事項としていかなければならないと思っています。」
 「学校での栄養や健康的な食生活、基本的な料理体験などのプログラムというアイデアは素晴らしいと思うが、現時点では設備やコストの関係で、すぐに取り入れるのは難しいでしょう。それぞれの地域・コミュニティ・学校などでの独自の試みに期待するしかない段階ですね」

 労働党は現在、与党ではなく、支持率でも国民党に水を開けられていますが、教育・福祉をあからさまに削ってきた国民党政権が、苦しい庶民の生活に目を向けて改善する可能性は無いので、1票・1票の意思表示は、やはりとても大切だと思うのです。