Yes? No? 国民投票

 NZでは、市民権(NZ国籍)がなくても、永住権があれば選挙権があり、国政選挙、地方選挙、そして国民投票全てに参加できます。ただし、NZの投票は、選挙民登録制。自分から「選挙民」として登録した後に投票用紙などが送付されてくる仕組み。日本だと、住民票があれば自動的に選挙カードが送られてくるけど、この登録制では、かなり意識的に投票に参加する姿勢がないと、面倒がって登録しない人も多いだろうな〜。どちらがいいのか? 

 だいぶ前からTVなどで、国民投票のために、選挙民登録の方法をキャンペーンしていました。ポールはNZ人だし私も永住権取得後すぐに選挙民登録はしているので、投票用紙がいつ届くのかと待っていたら、数日前にやっと来ました。

 

 何を問う国民投票なのかというと……

 NZ政府(国民党)は、政府資本である電力会社の株を売却しつつあります。「マイティ・リバー」に続いて、最近「メリディアン」もシェア開始。NZ政府が51%は保持するけど、残り49%の株を売却して財政収入とする計画。さらに、他の電力会社、NZ航空も売りに出すらしい。その是非について、YESかNOの意思表示をするものです。

 

 ここで、国民投票の結果「NO」が多数を占めた場合、すでに売却した電力会社の株はどうするのか? 今後の売却計画は無しになるのか? 

 ポールは、「この投票の結果はあんまり関係なく、国民党政府はそのまま売却方針を実行するんじゃないかな」と言っている。それじゃあ、今さら、何のために投票させるのか? 政府としては、売却計画への批判もある中、投票で国民の支持を取り付ける自信があるのだろうか?

 

 政府資本を手放せば、短期的にはある程度のまとまった収入があっても、長期的には政府資本の弱体化になるのは間違いない。たとえ、51%は保持するとしても、大部分の株を外国資本が持つことになったら、もはやコントロールできなくなるのではないかな? 

 ジョン・キー首相の個人的なリーダーシップ人気で率いている現在の政府。でも、国民党の基本的姿勢からは、国民第1のビジョンは見えて来ない。