1日2回もピンチ!

part 2. 薪小屋オートロック

 薪小屋にポールがDIYで取り付けたドア。1階のぼろドア(元は作業場)をリサイクルして、ガラス以外の板を張り直し、私がビビッドなライムグリーンに塗って、ちょいと可愛くなったお気に入り薪小屋なんだけど、ポールがキチキチに取り付けたせいで、開閉の度に摩擦部分のペイントが削れて行く……

 「直してね」と言ったら、”珍しく” すぐにロック部分を直してくれた。それはいいけど、すんなり閉まるようになったこのドアは、風が吹いただけでバタンとしまる。そして、かチャッとオートロックになる。自分が中にいる時にこれが起こったら、悲劇!

 前に一度オート閉じ込め状態になったときは、中からノミでロック部分をこじ開けて脱出した。

 ・・・それが、またしても、やってしまった。前の体験以来、中に入るときは、取手のノッチを下ろして、ロックが動かない状態にして入るようにしてたけど、今回は、中に入るつもりはなく……片足を入れただけでドアに近い棚の道具を取ろうとしていたのです。でも、ちょいと手が届かず、もう一歩踏み込んだ時にドアがバタン! え〜っ? あ〜! しかも、いつの間にポールが手直ししたのか、ドア枠の内側に補助枠がついて、ノミを差し込む隙間もないではないか!? 

 まいった! ドアの外でJJがキョトンと見ている。中からドアをバンバンたたいて「J、吠えてポールを呼んで来て!」と叫ぶが、何か新しいゲームと思ったか、JJは尻尾をふって首をかしげるだけ。ポールは庭の向こう側で、スパのパゴーラ製作中。本人がトンカチをガンガン使ってるので、薪小屋の中からドンドン叩いても、聞こえるはずないよね。

 う〜〜〜ん。まるで、コメディ映画を地でいってる。

 悲劇が一番の喜劇って、これだね。

 

 ふと、除草作業していて、薪小屋の横に、吐き出し口のような羽目板があるのを発見したのことを思い出した。地面まで結構段差があるけど、大きさ的には人が通れないでもない。二度と経験したくない姿勢で脱出。草取りして、小屋の回りをすっきりさせといてよかった……。

 

 薪小屋オートロックに閉じ込められた、とポールに話したら、

「うんうん、ぼくも二回くらいやったよ。薪割り台の後ろから出た? アンカンフォタブルだよね、あれ」

 なんだ、ポールもやったの? 大間抜けは私だけじゃなかったのね。