3年ぶりの総選挙 part 1.

選挙権は登録制

投票ブースで記入するポール
投票ブースで記入するポール

 11月26日(土)、3年に1回のNZ総選挙投票日でした。

 予想通りではあったけど、ジョン・キー現首相が率いるナショナル(国民党)が過半数に迫る圧勝。

 2大政党(?)のはずのレイバー(労働党)は、27%という歴史的な敗北に終わりました。一番の敗因は、やっぱりリーダー不在ですね。3年前、前回の総選挙で敗北するまで3期9年首相を務めたヘレン・クラークさんの存在が大きすぎたために、どうしても同等、またはそれに変わるリーダーとして強い印象を与える人材が見当たりません。今回の敗北の責任をとって党代表のフィル・ゴフ氏は辞任を表明。次の党代表が誰になるのか、行方が注目されています。すぐに勢力回復……とは言わないけど、レイバー、頑張って欲しい! 政治はやっぱりバランスだから。

 

 グリーン党が10%を超える票獲得率で、国会に13名の議席を確保しました。国民党1人がちの「諦めムード」の中で、これはNZ国民の意識の現れだと思います。現実には、48%を占める国民党と連携する他の少数政党で過半数を超えるので、グリーンが10%越えたからと言って、政治の行方を左右する力はなさそうですが、でも、やっぱり無視できない「声」になるはず。(ヒロもグリーンに投票しました。ポールは? 聞いてない……)

 

 NZでは、国籍をもっていなくても、永住権があれば投票権があります。ただ、「選挙人」は登録制なので、自分が登録しないと、投票カードが送って来ません。今回の投票率は37%くらいの低率。この「登録制」が面倒で、1つのネックになってるんじゃないかと思うんだけど、どうでしょうね。

 日本では、住民票と連動して投票カードが自動的に送られてきますよね。NZの場合、住み替えが頻繁で人の移動が激しいので、自己登録制にしないと把握できないという事情なんでしょうか? だけど、私たちの場合、選挙人登録内容に変更が無いか確認の封書が、移転先にちゃんときましたよ。……ってことは、一旦登録すれば、何らかのデータがずっとフォローされる仕組み。

 

 どこの「先進国」でも政治への国民の意識は低くなる傾向。でも、やっぱり投票権はデモクラシーの一番の基本。投票権の認識は、政治に関する教育・啓蒙無しには育たないんですよね。

 政治スキャンダルの少ないNZ。国民が政治に嫌気がさしている訳ではない。皆で考えなきゃいけない問題は、いろいろある。日本にいた時と違って、ニュースや新聞を欠かさず……という日々ではないけど(自分の英語力がそんな状況ではないので)、永住権取得とともにせっかく与えられる選挙権。ここが、今は「自分の国」なのだから、これからも投票は欠かさずに行こうと思ってます。