ヘイル・ストーム part 2.

サンルームの雨漏バケツ隊
サンルームの雨漏バケツ隊

 最初はただただビックリだったヘイル・ストーム。

 途中から、とんでもない被害になって、てんてこ舞いの大騒動になりました。

 

 まず、停電。う〜ん、来たか!

 電気が使えないとなると……。調理台はうちはガスだから、晩ご飯はなんとかなるかな(NZでは電気調理台の家が多いのです)。テイクアウトを買いに行くにしても、雹が雪原のように積もってスリップするので、車を出すのは危ない。

 普通なら8時半頃まで明るいこの頃。でも、真っ黒な雲のせいで、6時前なのにすでに薄暗い。明かりがあるうちにロウソクをあちこちに置かなきゃ……。ポケットに携帯できるミニトーチも取り出して……。

 と、あたふたしているうちに、電気は間もなく回復。ひと安心。

 

 今度は、なんだかポタポタと不気味な音が……。

 サンルームの天井から雨漏り! あっという間に滝のように落ちてきました。どうやら、雹が屋根に積もって、雨樋もブロック。雨と違って流れないので、重みで脆弱なサンルームの屋根の継ぎ目から漏れて来たらしい。

 バケツや洗面器10個ばかり総動員。タイルに敷いたマットや、棚の上のいろんな物を動かして、濡れたものを広げます。サンルームは半ば収納部屋を兼ねているので、物が多いったら……。

 

 サンルームの作業を終えて、やれやれ〜、とリビングで休憩していたら、今度は暖炉の側の壁を何本も水が筋になって落ちているではありませんか!? これも屋根の継ぎ目がどうかなってるのかな〜? 集中豪雨の時でもこうなったことはないから、やっぱり雹がガーターをブロックしたとしか思えない。

 こちらの壁には大切なギヤマンの版画を掛けてるし、DVDコレクションのケースもあるし、これまた大急ぎで移動。暖炉の縁や床にタオルを敷きまくり。

 同じ側の隣り=ヒロのオフィスにしている部屋も同じ状況なのを発見。窓際から雫がドンドン落ちています。その窓側にパソコン・デスクやプリンターや書類棚を置いているので、これまた大変! パソコンやプリンターを初め、大移動。

 

 なんとか3時間程でおさまってくれた恐怖と驚愕のヘイル・ストーム。

 水漏り被害も、まあ、大事に至らずに済みました。

 でも、最大の被害は庭の草木たち。まるでイナゴの大群かカタツムリの大群にやられたみたいに無惨な姿になってしまいました。花も葉もボロボロ、丸裸。植え替えにまる1日を費やしたストロベリー・ポット5個のイチゴたちも、ほとんど全滅。ちょうど葉を繁らせて涼しげに見頃になっていたギボウシも、きれいな葉は一枚も残っていません。

 「雹害で農作物が大打撃」という話、日本にいた時に聞いたことがあるけど、こんなにモノ凄いものなんですね。

 

 翌朝もまだ、溶けずに残っていた氷。日陰では夕方まで白いままでした。

 ヘイル・ストームは、もう経験したくないものです。

翌朝も氷が積もったまま
翌朝も氷が積もったまま