RWC 2011 あれこれ part 10.

We ♡ Rugby 〜 RWCの面白さがラグビー好きを増やした

 今回のRWC2011は、これまでTV観戦してきた前回までの大会と比べて、どの試合も実に面白かった! NZの地元開催の興奮や臨場感は別として、面白さの素は、下位チームの力量が上がってきていて、内容の濃い試合が多かったことです。

 

 予選プールのグループ分けでは、5チーム、4グループ、計20チームが参加。

 従来、各グループ内で上位2チームの強豪と下位3チームの組み合わせ。その間には大きな格差があって、予選の興味は上位2チーム同士の勝負に絞られることが多かったのです。

 予選グループ内での上位2チームが決勝トーナメントに進出。これは、まず動かない。2強同士の勝敗で、準々決勝の組み合わせが変わる程度。

 

 ところが、今大会では、番狂わせもしばしば。最大の金星はアイルランドのオーストラリア戦勝利。アルゼンチンがスコットランドを破って8強入り(スコットランドは初の予選落ち)。予選通過には影響しなかったけど、トンガがフランスに勝利! ウェールズがもう少しで南アフリカを負かしそうになったり、スコットランドが予選通過をかけた試合の最後の瞬間までイングランドに勝っていたのに、大逆転負けを喫したり……。

 それ以外の試合でも、負けはしたけど、「ほんとに頑張ったね!」と言える試合が多かった。アメリカもカナダもいいチームに育っています。トンガ、サモアに至っては、体重と迫力だけのチームではない、試合巧者のチームになっているので、オールブラックスがトンガに手こずった開幕戦、南アフリカがサモア相手に薄氷の勝利だったのは、まぐれではない。まして、トンガのフランスへの勝利や、RWC前のテストマッチでサモアがオーストラリアに勝ったという歴史的なできごとも、まぐれや間違いでは起こりえなかった。

 今大会の各試合で「Man of the Match」(最優秀選手)が、負けたチームから選ばれることが多かった事実も、そんな拮抗ぶりや質の高さを表していると思います。

 こうしてみると、ジャパンのライバルがどんどん増えて大変だけど、世界のラグビー地図上では、とっても楽しみ。

 

 私たちの周りの友人たちの間でも、RWC2011は変化を起こしました。

 KIWIと日本人カップルの友人数組の中で、KIWI男性はもちろんラグビー大好き、でも、日本人女性の方はラグビーは全然興味がない……そんなケースが多かったのです。興味が無い原因の大部分は、ルールが分からないから、観てもつまらない。皆でワイワイ一緒にTV観戦パーティーに誘ったり、試合がわからなくても臨場感が楽しいからとスタジアム観戦に誘ったりしても、イマイチ興味がのらない……そんな風でした。

 

 ところが、そんな彼女たちも、RWC2011では否応無しに毎日のようにTV中継を観ることになり、ジャパンの応援も含めて、だんだんラグビーに熱くなってきたのです。おつれあいが仕事で来れなくても、1人でも「ラグビーTV放送、観に来ていい?」と電話が来たり、「今度の試合、ファンゾーンに行こうね」と誘い合ったり……。

 さざんか亭でのTV観戦パーティー(RWC以前)で、ルールの説明を聞いたりしたので、だいぶ面白さがわかるようになったそうです。うれしいですね。

 何より素敵なのは、2人で一緒にラグビー観戦する楽しさを共有できるようになったことだと思います。4年後のワールドクラスまでは、通常のオールブラックスの試合のTV観戦や、ITMカップ(国内選手権)のスタジアム観戦など、もっともっと皆でワイワイ楽しむ機会が増えるのが楽しみ。

 

 さざんか亭のゲストでも、9月中はジャパン応援+観光の方が多かったのですが、それ以外のゲストで、ラグビーに興味が無かったけど、ワールドクラス期間中にTVなどで試合を見る機会が続き、ラグビー・ファンになって帰国した方たちも何組もあります。

 ラグビー大好き国NZで、楽しみ方を文化やライフスタイルとして呼吸したことが、ルールなどがイマイチわからなくても、「ラグビーは楽しい!」と感じられたのではないでしょうか?

 

 ラグビーって、ほんと、面白いです。

 1人より2人、さらに沢山の人たちとワイワイ観るのが、とっても楽しいです!

 

 RWC2011は閉幕したけど、NZでのラグビーの楽しみは、さらにさらに続きます。

 

 (画像は、RWC2011、ロトルアでの最初の試合フィジー vs ナミビア戦。ナミビアの10番が知られざる凄いキッカーで、試合中3つのドロップゴールを次々に決めたのにビックリ!)