RWC 2011 あれこれ part 5.

ブレイブ・ブロッサムズ

 ラグビーの国代表チームに付いているニックネーム。

 NZは「オールブラックス」、オーストラリアは「ワラビーズ」、南アフリカは「スプリングボックス」。NZでラグビーの話をする時も、国名ではなく、チーム名で呼ぶのが一般的。

 なぜか、南半球チームにはニックネームがあって、北半球チームにはない(あまり聞いたことがない)ようです。アルゼンチンにも「ピューマズ」という名前があって、これも南半球。ちなみに、アルゼンチンは、来年から南半球の「トライネーションズ」に参加し、「フョーネーションズ」(4カ国対抗リーグ)になります。

 

 今回のRWC中、NZのTVやSKY TVでジャパン・チームを呼ぶのに、「ブレイブ・ブロッサムズ」というニックネームがさかんに使われました。「勇敢なる桜たち」。語呂も韻を踏んでいて、なんだかカッコいい名前。

 前回までのRWCを思い出しても、こんなニックネームで呼ばれたことは無かったような気がします。日本から応援観戦でNZ旅行に来た方たちに聞いても、ニックネームのことは知らないそうです。と、すれば、このニックネームは今回KIWIたちが付けたもの?

 

 確かにジャパンは勝ち星をあげることはできなかったし、日本から応援に来た人たちも、NZ在住の日本人たちも、「もう少し頑張って欲しかった」と口をそろえて言われました。

 けれども、点数に現れない試合の中味の濃さや、ジャパンの闘う姿勢が、ラグビーを見る目の肥えているKIWIたちから高く評価されたから、このネーミングが生まれたのだと思います。そのことを、日本の皆さんにもっと知って欲しい!

 

 対NZ戦では、できるだけ外国人選手を少なくしたスターティング・メンバーで挑み、ペナルティ・キックの得点よりトライを取ることにこだわったことなど、スタジアム内で応援していても、周りのKIWIたちすら、ジャパンの良いプレーに心から歓声をあげました。「幻のトライ」に終わった2個目のトライがパス・フォワード(前へのパス)の反則を取られてノートライとなった時は、会場全体がレフェリーへのブーイングでどよめいたほどです。

 

 ジャパンを率いたジョン・カーワン監督は、元オールブラックス。それも、大変尊敬されている人の1人。NZの「うつ病」TVキャンペーンにシリーズで登場し、自分自身のオールブラックス時代以来の体験を静かに語りかけています。

 そのカーワン監督のもと、本当に良いチームに育ってきたジャパン。確実にレベルアップしているし、トライを取る力もついています(しかも、日本人選手で!)彼に少なくとも8年後まで、ずっと監督をやってほしい! ・・・と思っていたのに、カーワン監督は今回勝利実績をあげられなかった責任をとって辞任するんですね(涙)。

 8年後の地元開催を目指し、いい監督、本当に力のある10番を獲得して欲しい! 

 

 日本では、残念なことに、ラグビーはマイナーなスポーツ。TV放映も少なく、RWCのこともほとんどニュースにならなかったそうですね。8年後は日本で開催なのに、まだまだ先のことで、日本ラグビー協会が宣伝に力を入れるのは、次回イングランド大会後なのでしょう。

 

 ラグビーのジャパン「ブレイブ・ブロッサムズ」の評価は、日本国内のイメージより、世界では高いのですよ。もっともっと自信をもって、「勝てるチーム」に育ってほしいです! そして、日本国内で、ラグビーの面白さがもっと理解されるよう、ラグビー協会は努力・工夫してほしいです。